キノコ 初めて我が子を抱く -NICUに入院1日目-

出産
この記事は約3分で読めます。

  
  
朝6時頃に目が覚める。
小児科の先生が言った長時間というのが気になってほとんど眠れなかった。

産婦人科の面会の時間は14時から19時まで
NICUは15時から16時までと18時から19時までの2回。

14時頃、2人に会いに病院に向かう。

キノコの顔色は良い。

オレが来る前にキノコは看護師さんに
「NICUの面会時間になったら赤ちゃんに会いに行きましょう。」
と誘われていたみたいだったがオレが来たので2人で行くことになった。

キノコはまだ歩けないので車椅子で点滴を引きずりながらオレが押していく。
途中NICUに入るまでの儀式を教えながらゲートを突破し、NICUの扉を開けた。

入るなりたくさんの看護師さん達が優しく笑顔でキノコを迎えてくれた。

そろそろと車いすを押してポツイチに近づいていく。

そしてついにキノコとポツイチとのご対面。

キノコはポツイチの顔をやや緊張気味にのぞきこんだ。

キノコの顔がほころび、そして歓声があがる 。

「あ~w かわいい~(^^♪」

母親と赤ちゃんとの初対面。
感動的なシーンだ。


キノコがポツイチをツンツンとさわるw

そこにはなんともいえない幸福感があった。

既にカメラマンになっていたオレはキノコとポツイチの様子を撮影しながら昨日のキノコの激闘を思い出し感慨にふけっていた。

「抱いてみますか?」

にわかに看護師さんが言った。

やや緊張が走る。
ポツイチにはもうカプセルはついてなかった。
呼吸が改善されたということで外されていた。
それは良かったがまだパイプやコードがたくさん付いたままだ。
こんなにパイプやコードが付いてる状態で大丈夫なのかと心配だったがさすがにプロ、取り越し苦労だった。

車椅子のキノコにポツイチが手渡される。

感動の初の抱っこだ。

この瞬間を逃すまいと撮影隊も必死だった。

やさしくポツイチを抱くキノコ。
上手だw。



産まれたばかりの赤ちゃんをはじめて抱いている母親の姿は感動的で、すでに無償の愛がそそがれているようだった。
その光景を見ただけで昨日から心の中で張りつめていた緊張の糸が少しだけ緩んだ気がした。

しばらくして看護師さんが、
「ミルクはまだ飲ませてないけど哺乳瓶の乳首を良く吸うので元気ですよ」
「すごく大きい声で泣きますよ」
など昨日の夜や午前中のポツイチの様子を丁寧に教えてくれた。
それからポツイチの現状やこれからのこと、入院や面会などの事務的な事などの説明が淡々とあった。

看護師さんの説明を聞きながら


「赤ちゃんに何かがあるから今ここにいる。」
とあらためて思った。

まだまだポツイチの状態は良いという確証があるわけではない。
何事もないことを祈りたい。

16時までの面会時間だったが少しオーバーしてしまっていた。
最初ということもあって皆さん何も言わず見守っていてくれたと思う。

ポツイチをおいてキノコと部屋に戻った。

 

ポツイチの様子
見た感想元気に動いている。大きい声で泣く。
呼吸障害カプセルが無くなりかわりに口元に酸素チューブになった。
感染症の疑い右手から胸のあたりにカテーテルで抗生物質を投与中
頭部エコー 次回検査待ち
心エコー次回検査待ち